【免責事項】本記事は FX/CFD取引市場 の学習目的で、市場構造(BOS/CHoCH等)の整理を行うものです。特定の売買を推奨する投資助言ではありません。
同じルールでも相場環境・コスト(スプレッド/スリッページ)・執行で結果は変わります。
最終判断はご自身で行なってください。
「市場構造って、結局どの高値安値を基準にすればいいの?」
「BOSやCHoCH(MSS)が出すぎて、何が本物か分からない…」
これ、理解力が足りないわけじゃなくて、“時間足が混ざったまま”構造を読もうとしているのが原因になりがちです。
この記事では、ICT/SMCで扱う市場構造を観察→認定→次の行動の順で整理し、BOS(継続)とCHoCH/MSS(転換の兆し)をチャート上で機械的に扱えるようにします。
BOS/CHoCH/MSSは、発信者によって定義や確定条件(ヒゲ/終値など)が異なる場合があります。
大切なのは「自分の定義を1つ決めて統一する」こと。この記事では {当記事の定義方針} で話を進めます。
0. この記事での“定義”と“時間足セット”を先に固定します
まず大事な前置きです。ICT/SMCの用語は、発信者によって微妙に使い方が違います。
なのでこの記事では、混乱を避けるためにこの定義で話します。
- 市場構造:高値・安値が更新される「階段」(HH/HL/LH/LL)
- BOS(Break of Structure):トレンド継続方向の“重要な高値/安値”を更新したサイン
- CHoCH(Change of Character):それまでの流れと逆方向に「初めて」様子が変わったサイン(転換の兆し)
- MSS(Market Structure Shift):CHoCHを起点に、構造が切り替わっていく流れを指す呼び方(※同義扱いの流派もあります)
そして時間足は1W→4H→15mを固定します。
- 1W(週足):地図(大きな方向と重要な山谷)
- 4H(4時間足):基準(BOS/CHoCHを認定するメイン足)
- 15m(15分足):実行補助(上位足の話を壊さない範囲で使う)
1. 市場構造の最小単位:HH/HL/LH/LLは「更新」を見るだけ
市場構造は、難しく言うとフラクタル(どの時間足でも同じ形)で、簡単に言うと更新の関係です。
- 強気の構造:HH(高値更新)→ HL(押し安値が切り上がる)
- 弱気の構造:LL(安値更新)→ LH(戻り高値が切り下がる)
1-1. 図解の入れ方(おすすめ)
ここは文章だけだとブレやすいので、図解が強いです。
- 図①:強気(HH→HL)の階段に「①②③…」で番号
- 図②:弱気(LL→LH)の階段に「①②③…」で番号
ポイントは「更新されたのはどこ?押し目(戻り)はどこ?」が一目で分かることです。
1-2. サポレジと市場構造は何が違う?
- サポレジ:横(水平)のラインで反発を捉える
- 市場構造:縦(更新)の関係で“流れ”を捉える
どっちが上、ではなく役割が違います。構造(更新)を先に固めると、次の概念(流動性)がスッと入ります。
2. ここが最大の分岐:「直近高値/安値」を機械的に採用する
“直近”の取り方が曖昧だと、あとからいくらでも都合よく線が引けてしまいます。
市場構造は“直近高値/安値(スイング採用)”の取り方で結論が変わります。
迷ったら採用しない、上位足({基準足})を親にする、という2ルールだけでもブレが減ります。この記事内のチェックリストを基準にしてください。
2-1. スイング採用ルール(最低限のチェックリスト)
次の条件を満たす山谷を「構造として採用する候補」にします(初心者向けに絞っています)。
- その山(谷)のあと、はっきり反発している(“波”になっている)
- 山(谷)を起点に、次の山谷ができている(=構造として意味が出た)
- 15mで迷うときは、4Hの山谷が優先(15mは従属)
迷ったら「採用しない」寄りでOK。線が減るほど判断は安定します。
2-2. よくあるズレ:小さすぎる波を“重要”にしてしまう
XAUUSDの15mは波が多く、全部を構造扱いするとBOS/CHoCHが乱発します。
ここで大事なのが上位足が親・下位足が子という前提です。
3. BOSとは:継続を認定して、次に見るポイントを絞る
BOSは「ブレイクした=すごい」ではなく、継続方向の重要ラインを更新したというラベルです。
3-1. BOS(この記事版)の定義
4Hを基準に、次のように捉えます。
- 強気のBOS:直近の「構造として採用した高値(HH候補)」を更新
- 弱気のBOS:直近の「構造として採用した安値(LL候補)」を更新
「ヒゲで一瞬抜けた」等の確定条件は流派差が出ます。ここでは断定せず、あなたが使う定義(終値重視など)を一つ決めて統一するのが最優先です。
3-2. BOSが出たら“次の行動”は?
焦ってエントリーする必要はありません。BOSが出たら、次に見るのはシンプルにこれです。
- 強気なら:次のHL(押し安値)候補はどこにできる?
- 弱気なら:次のLH(戻り高値)候補はどこにできる?
“次の注目点”が絞れた時点で、すでに前進です。
4. CHoCH / MSSとは:転換の「兆し」を認定する(早合点しない)
よくある誤解がこれです。「安値を1回割った=即トレンド転換」
CHoCH/MSSは“転換確定”というより、相場の様子・雰囲気が変わったかもしれないという合図として扱うほうが安全です。
4-1. CHoCHとMSSの関係(混乱しない言い方)
- CHoCH:逆方向への“最初の変化”
- MSS:その変化を起点に、構造が切り替わっていく一連の流れ
4-2. CHoCH(MSS)が出たら、次に見るのは“流動性”
CHoCH(MSS)が出たら、次に気にしたいのはだいたいこれです。
- どこにストップ(流動性)が溜まっていそうか
- その溜まり場(BSL/SSL)を取りに行く動きが起きやすいか
「兆し」を見たら「次に見るもの」を決める。これが落ち着いた進め方です。
5. MTFでズレない:1W→4H→15mの役割分担
BOS/CHoCHが“多すぎ問題”の正体は、だいたいここです。時間足が混ざると、同じ場所に「継続」と「転換」が同時に立ちます。
5-1. 1W:地図(重要な山谷だけ)
週足は細かい判定をしません。「さすがに意識される」山谷を少数でOKです。
5-2. 4H:基準(BOS/CHoCHを認定するメイン足)
この記事では4Hが主戦場です。スイング採用→BOS/CHoCH認定→次の注目点、を4Hで作ります。
5-3. 15m:実行補助(上位足に従属)
- 15mのCHoCHが出ても、4Hが同意していなければ“参考”止まり
- 15mは「タイミング調整」に寄せる(構造の親は4H)
6. 具体例:XAUUSDで「観察→認定→次の行動」を通しで実演
検証は「(1W→)4H→15mの順に見る」「同じ期間をズームする」「4Hで構造認定→15mは補助」の順で行います。
手順が日によって変わると、結果もブレます。まずは手順固定が最優先です。
以下の順で、同じ箇所をズームしていくのがおすすめです(図解向き)。
6-1. 1W:地図を引く(重要高値安値)
- 週足で山谷を2〜4点だけマーク
- 「いま相場がどの帯にいるか」を把握
6-2. 4H:構造を認定(BOSか?CHoCHか?)
- 4時間足でスイング採用(チェックリストで)
- 更新が起きたらBOS/CHoCHをラベル付け
- 次に注目するHL/LH候補を一つに絞る
6-3. 15m:混在させずに補助として使う
- 4時間足で絞った“注目点の近辺”だけを見る
- 15分足は「騒がしい全体」ではなく「必要な部分」だけ観察する
7. よくある誤解(原因→修正)
7-1. 誤解①「安値を1回割った=即トレンド転換」
- 原因:採用スイングが曖昧で、どの安値を割ったかが不明
- 修正:採用スイングを固定→4HでCHoCH(MSS)を認定→次に流動性を見る
7-2. 誤解②「BOS/CHoCHが多すぎて本物が分からない」
- 原因:時間足混在(15mの波を4Hの話として扱う)
- 修正:4Hを基準足に固定→15mは従属(注目点付近だけ)
7-3. 誤解③「直近高値/安値」の取り方が曖昧で都合よく引いてしまう
- 原因:“反発が弱い山谷”まで採用している
- 修正:チェックリストで採用を絞る(迷ったら採用しない)
8. まとめ:今日からのチェックリスト+次回予告(流動性へ)
- 1Wで地図(重要山谷)を少数だけ決める
- 4Hでスイング採用→構造(HH/HL or LL/LH)を認定
- 更新が継続方向ならBOS、逆方向の初動ならCHoCH(MSS)
- BOS/CHoCHを見たら「次に注目するHL/LH候補」を1つに絞る
- 次回は、その注目点に溜まる流動性(BSL/SSL)とストップ狩りを扱う
【次に読む(提案)】
・ICT/SMCの全体像:{記事1タイトル}(前提の世界観)
・次回:{記事3タイトル}(流動性=BSL/SSL)
市場構造は“土台”なので、次回の流動性までつながると理解が一段ラクになります。
【おすすめ】CHoCH(MSS)が見えたら、次に主役になるのが流動性(BSL/SSL)です。
「構造のどこにストップが溜まり、どう取りに行くか?」までつながると、判断がさらに落ち着きます。→ {記事3タイトル}
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りづむ


